阿寒国際ツルセンター「グルス」

グルスについて

タンチョウって?

写真の二次使用は禁止します (c)Miyuki Kawase

世界には15種のツルがいますが、そのうち11種は絶滅するおそれがあるといわれています。日本でも主に3種のツル(ナベヅル・マナヅル・タンチョウヅル)が見られますが、日本に1年中いて子育てするのはタンチョウだけです。現在、日本のタンチョウは北海道東部にのみ住んでいます。江戸時代までは各地で観察されましたが、明治時代以降、狩猟や開発で数が減り、一時は絶滅したといわれていました。大正時代にその姿がふたたび確認され、現在では特別天然記念物として保護されています。

タンチョウをまもる!

冬にタンチョウのエサ不足を補うため、北海道東部の各地で人口給餌が行われています。これによって冬のエサ不足の心配が減りました。しかし、ツルが子育てするには広い湿原が必要で、また寒い冬を越すためには凍らない川が必要です。しかし、埋め立てや開発などにより、ツルにとって好ましい環境はどんどん失われています。湿原や河川などの自然を守っていくことがツルを守ることなのです。また、タンチョウは神経質な鳥です。おどかしたり、タンチョウが住むところにずかずかと入っていかないように注意することが必要です。

阿寒国際ツルセンターとは?

写真の二次使用は禁止します (c)Miyuki Kawase

阿寒町はタンチョウの越冬地として、また人口給餌発祥の地として知られ、古くからタンチョウの保護に携わってきました。阿寒国際ツルセンターはタンチョウの生態や行動などの基本的な研究を行って、タンチョウの保護に役立て、さらにその成果を広く知らせていくための新しい施設です。
センターにはツルの生活や習性、からだのしくみなどをわかりやすく解説した展示コーナーや、いききとしたツルの姿を伝える映像コーナー、ツルに関する文献や映像資料を集めたライブラリーコーナーがあります。また、研究棟に隣接する飼育場では自然に近い状態で飼育されているタンチョウが観察できます。また、レクチャー室でミニ講演会や学習会なども企画されています。

タンチョウはいま

一時は絶滅の一歩手前までに減ったタンチョウも、地元の人の保護活動によって、現在1,300羽以上に増えました。しかし、生息環境の悪化は今も進んでおり、いまだに絶滅のおそれのある生物です。

施設概要

敷地面積約7万2000平方メートル
建物展示棟約1,200平方メートル。研究棟約300平方メートル。
野外展示施設約6,000平方メートル。
ツルセンターの敷地内に公園と道の駅駐車場があり、
ピクニックも楽しめます。
開館時間9:00〜17:00
休館日年中無休
入館料大人:個人470円 団体(15名以上)各350円
   年間券3550円
小人:個人240円 団体(15名以上)各170円
   年間券1770円